今日は一日、市役所(公務員)インターンシップのエントリーシートの添削!

先月(6月)から、自治体(公務員)のインターンシップの募集が本格化しはじめました。

自治体は、8月から9月に数日間インターンシップの受け入れをするところが多いですが、学生にとって、こうしたインターンシップは実際に行政組織の仕事を経験することができる貴重な機会となります。

インターンシップは、表向きは本選考の評価に直接影響するものではないとされてはいますが、志望動機を明確にしたり、実際の公務を体験し、公務員をめざす意思を固めるためにも、私は参加した方がよいと考えています。

ですので、ゼミ生や専門演習を受講している3年生に対しては、可能な限り志望する自治体のインターンシップに申し込むよう促しています。

ところが自治体のインターンシップは、受け入れ人数が少ないため、申し込めば全員が参加できるわけではなく、人気の自治体(もちろん人気の民間企業もそうですが。)では、かなり競争率(倍率)が高かったりします。

ですので、選考対象となるエントリーシートで、志望動機や参加動機をしっかりと書く必要があるのですが、3年生の夏の時点で、しっかりと志望動機や自治体の仕事のことを理解している学生は少なく、毎年、インターンシップのエントリーシートに何を書いていいのかがわからない学生から多くの相談が寄せられます。

昨日も、3名の学生とそれぞれ一時間程度話し合いをして参加動機を一緒に考えました。そのうち一名は、全然、参加動機がかけず、とても落ち込んでしまいました。


まあ、でも実際に行政機関の仕事を経験したことがないと、抽象的になってしまうのは仕方ないですよね。私が学生のときも、なかなか志望動機がうまく書くことができずに、大学のエクステンションセンターに何度も意見をもらい、添削してもらいながら書いた覚えがあります。

結果、何とか3名ともインターンシップ受け入れてもらえることとなり、来月(8月)には、それぞれの希望する自治体で公務を経験してきます。

3名とも今回の経験を生かして、ぜひ公務員試験を突破し、すばらしい行政職員になることを願っています。



岡村 誠

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東海学園大学経営学部助教の岡村誠です。 大学卒業後に10年間、地元新潟県庁で公務員をした後、大学院生を経て大学教員になりました。 社会人(公務員)経験を生かして、地域連携・社会貢献活動の企画・運営や学生の公務員試験突破に向けたサポートを行っています。